全部で50問ある問題
私が力を入れて学んだところを重点的に書いていきます。
基本
- ターゲット(読み手)の確認
- 読者にどう行動してほしいか
- 読者に寄り添い必要な情報を絞り込む
ターゲット層を明確にしないと、誰にも伝わらない記事になります。
この記事の目的は「初心者がWEBライター3級に合格」する
こと
文章について沢山情報を載せると、初心者に難しく、上級者には物足りない記事になってしまいます。
Webと紙のライティングの違い
- 最後まで読んでもらえない
- 読みやすさ重視
- 誤情報に注意
分かりにくいと、他のサイトへ行ってしまいます。
情報収集
- 公式HP
- 専門家
- 取材
NG
個人のSNS、ブログ
個人の情報を参考にするときは、正しい情報かどうかしっかり確認
情報収集の際は、最新のものであることを確認しましょう
見出し
入れることで読者が読みやすくなります。
全体の概要がつかめ、欲しい情報にすぐたどり着けます。
執筆ガイドライン
表記を統一するためのルール
複数人で記事を作るときなど、統一させるためのルールを決めます。
- 文体、希望などの表記のルール
- 表記ゆれの防止
表記ゆれとは
同じ意味で表現が異なる
例文:コーヒー / 珈琲
実例
項目 | 内容 | 例文 |
文体 | 「ですます調」⇒丁寧 「である調」⇒断定的・厳格 | 「可能です。」 「可能である。」 |
数字 | 半角か、全角か | 10、20、30、 10、20、30 |
カギかっこ | 「」/『』/() | カギかっこの指定 |
略語 | 表記方法を決める | SNS (Social Networking Service) |
漢字を開くか閉じるか | ひらがなに変えることを「開く」という | とじる⇒閉じる |
疑問符、感嘆符 | !や?の使用可否 | ビジネスでは使用しないなど |
著作権
作品と作者守る権利
- 自分の文章も無断ではコピペ禁止
- どうしても必要な時は引用のルールを守る
テクニック
同じ文末表現を2回以上連続させない
(例)私は埼玉出身です。20代です。趣味は筋トレです。
⇒私は埼玉から来ました。20代です。最近筋トレにハマってます。
文末が重ならないよう、言い換えましょう
一文一義(いちぶんいちぎ)で書く
1つの文章に1つの情報だけ書くこと。
- 誤解を生みにくい
- 読みやすい
- 多用すると幼稚な印象になる
口語と文語
口語 | 文語 |
今 | 現在 |
このごろ | 近年、昨今、最近 |
ぜんぜん | まったく |
たぶん | おそらく |
どんどん | 急速に |
こっち、あっち、そっち、どっち | こちら、あちら、そちら、どちら |
こんなに | これほど |
でも、だけど | しかし、だが |
いろんな | いろんな、さまざまな |
どうして | なぜ |
やっぱり | やはり |
とっても、すごく | 非常に、きわめて |
ちゃんと | きちんと |
箇条書き
- 項目は3-5程度にする。多くても7つ以下
- 順番性があるものは数字を使用
- 記号は統一させる
例えば、洗顔方法で書くとこんな感じです
(1)クレンジング
1.規定通りの量を使う
2.指の腹でなでるようになじませる
3.オイルタイプは少量の水で乳化
4.ぬるま湯で良く流す
(2)洗顔
1.洗顔ネットは濡らしておく
・・・
数字で箇条書きにすることで、順番が分かりやすくなりますね。
造語と俗語
造語→造られた言葉
(例)「3密」
俗語→スラング、話し言葉
(例)「エモい」
曖昧なものが多いです。
句読点の使い方
意味が正しく伝わるように使用します。
「ユリちゃんが笑いながら走るサトルを追いかけた」
笑っているのはユリちゃんでしょうか、サトルでしょうか
「ユリちゃんが、笑いながら走るサトルを追いかけた」
「ユリちゃんが笑いながら、走るサトルを追いかける」
敬語を正しく使う
出題頻度が多かったです。
「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」を区別できるようにしましょう
- 尊敬語:相手を上げる
- 謙譲語:自分を下げて相手を上げる
- 丁寧語:相手によらず丁寧な表現(「です、ます」調)
動作 | 尊敬語 | 謙譲語 | 丁寧語 |
---|---|---|---|
言う | おっしゃる | 申す | 言います |
食べる | 召し上がる | いただく | 食べます |
行く | いらっしゃる | 伺う、参る | 行きます |
見る | ご覧になる | 拝見する | 見ます |
聞く | お聞きになる | 伺う、拝聴する | 聞きます |
する | なさる、される | いたす | します |
「二重敬語」はNGです。
×ご覧になられる
〇ご覧になる
「ご覧になる」と「~られる」の敬語が重複しています。
校正の方法
誤字などが無いか確認すること
- 声に出して読む
- プリントアウトして確認
- 時間を空けてチェック
- 他の人に見てもらう
漢字・ひらがな・カタカナのバランス
基本は漢字3割、ひらがな7割
Web上ではひらがな多めが読みやすいです
ビジネスの記事などは漢字を使用するなど
読者に合わせて割合を変更しましょう。
体言止めのメリットとデメリット
「です」「ます」を使わない文章
俳句のように余韻をもたす
(例)多くの人に支えられて、今の私がある。など
メリット | デメリット |
---|---|
文末に変化を与える リズムを作る 強調できる | 冷たい印象 投げやりな印象 丁寧さに欠ける印象 |
重複表現
「お体をご自愛ください」も重複表現です
「ご自愛ください」には体を大切にする意味が含まれています。
重複表現の例
- 後で後悔 → 後悔する・あとで悔いる
- 断トツの一位 → 断トツ・一位
- すべて一任する → すべて任せる・一任する
- 過半数を超える → 過半数に達する・過半数を占める、半数を超える
- 従来から → 従来
- かねてから → かねて
- 自ら自粛 → 自粛・自ら慎む
- 違和感を感じる → 違和感を覚える・違和感がある・違和感を持つ
- 伝言を伝える → 伝言する
- 内定が決まる → 内定する
基本は肯定表現
「会員登録して頂かないと、割引できません」と
「会員登録して頂くと、割引できます」では印象が違いますね
二重否定は避ける
理解しにくいため、肯定表現に修正しましょう。
「~ないと、~せん」
「~のように、~ない」
(例)「この資料は前回のように誤りが多くない。」
「前回の資料は誤りが多かったのか」
「前回も今回も優秀な資料だったのか」
2通りの意味に取れてしまう。
否定表現を使うべき場合
危険事項や禁止事項は否定表現を使い、明確に伝えることが重要です。
- ×『この部品に手を触れると、火傷をする恐れがあります。』
- ○『この部品には手を触れないでください。火傷をする恐れがあります。』
能動態と受動態
基本は能動的に書く
- 能動態:主語が動作を行う
- 受動態:主語が動作を受ける
まとめ
3級で問われる内容は大きく
- WEBライターの基本
- 日本語文法の基本
- 敬語
対策をすれば、合格できる検定です。
頑張りましょう
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